公衆浴場ガイド 決済の仕方・持ち物チェック・入浴手順とマナー

到着したら:靴箱→券売機→フロントの流れです

入口で靴を脱いだらまず靴箱に入れ、施錠した後、鍵を抜くのが一般的です。次に受付で入浴料の支払いをします。直接受付で清算するか券売機で入浴券を購入するかは店舗によって異なります。券売機で入浴券を購入する場合は、ボタンに「大人」「中人」「小人」などが表示されているので年齢区分を選んでください。シャンプーやタオルなどのアメニティ券やサウナ券が別ボタンになっている場合があります。現金のみの券売機も多いため小銭を用意しておくと安心です。購入後は入浴券をフロントへ渡すか、受付トレイに置くとスムーズです。初めての場合は「初めてです。使い方を教えてください」と一言添えると安心です。

支払いとキャッシュレスの考え方です

入浴料やアメニティはフロントでキャッシュレス(交通系IC・クレカ・QR)対応の施設が増えていますが、券売機や飲料の自動販売機やその他の設備は、現金のみのことがあります。特にドライヤーは10円や100円硬貨のコイン式が主流です。フロントでの決済可否は入口のロゴ掲示で確認し、不明点はスタッフに聞くと良いです。

持ち物チェック:最小セットと現地調達のバランスです

新宿区内の銭湯では基本的に、無料で利用できるボディーソープとリンスインシャンプーが備え付けされています。よって、フェイスタオル1枚があれば十分です。身軽に行きたい場合はタオルを現地購入・レンタルで補う選択肢もあります。カミソリや歯ブラシ、メイク落としは使い切りの販売があることが多いです。※肌が敏感な方は、普段使いする物をご持参することをお勧めします。

脱衣所の使い方:鍵と荷物の管理が大切です

フロントで受け取ったロッカーキーと同じ番号のロッカーか、または空きロッカーを選んで荷物を入れます。貴重品は必ずロッカーに入れ、鍵は手首に付けて管理します。(貴重品をフロントで預かる店舗もありますので、入店時にご確認ください)長時間のベンチや椅子の占有は避け、着替えは手早く済ませると混み合う時間帯でも快適です。

洗い場の基本:座って洗う・飛沫を抑えるです

洗い場ではイスに座って体と髪を洗います。シャワーは身体の近くで使い、隣席に水が飛ばないよう配慮します。桶やイスを使ったら元の位置へ戻すと次の人が気持ちよく使えます。ここでかけ湯をして体をお湯の温度に慣らすと、湯船に入りやすくなります。

湯船の入り方:かけ湯→静かに入る→長居しすぎないです

湯船に入る際には、先に入っている方に迷惑にならない様に静かに入ります。タオルは湯船に入れない・縁に置かないが基本です。会話は小声にとどめ、混雑時は長時間の場所取りを避けて譲り合うと全員が気持ちよく過ごせます。のぼせやすい方は短時間を数回に分けると安全です。

サウナ・水風呂を使う場合のミニガイドです

サウナは6〜8分から、無理せず短めに出るのがコツです。汗を流してから水風呂へ入り、30〜60秒を目安にします。その後は涼しい場所で5〜10分休憩すると体が落ち着きます。これを2〜3セット繰り返すと十分にリフレッシュできます。体調に違和感があればすぐ中止してください。

館内マナー:静けさと清潔と譲り合いです

脱衣所・浴室での撮影は禁止です。走らない、大声を出さない、私物で席やスペースを長時間確保しないなど、静かな所作が基本です。洗い場の泡や髪が周囲に飛ばないよう注意し、使い終えた場所は簡単に整えると印象が良いです。掲示ルールやスタッフの案内がある場合は必ず従うようにします。

タトゥーに関する方針の目安です

本サイトで紹介する銭湯はタトゥーOKの方針で運営していますが、タトゥーを意図的に誇示し他の人を威嚇したり恫喝するような行為をした場合店舗店舗側の判断で、以降の利用をお断りします。

仕上げと身支度:ドライヤーと水分補給です

洗い場から脱衣所に出る前には、シャワー等で軽く体を流します。それからタオルやバスタオルで体についた水分を拭き取りましょう。ドライヤーはコイン式のことが多いため順番を守って短時間で使います。入浴後は水分補給を忘れず、外気で体温をゆっくり整えると帰り道が楽になります。

困ったときのひと言フレーズです

「使い方を教えてください」「タオルは買えますか」「キャッシュレスは使えますか」「コイン式ドライヤーはどこですか」「初めてです。おすすめの流れはありますか」など、短く丁寧な一言が解決の近道です。

まとめ:券売機→フロント→洗い場→湯船の順で、静かにゆったり楽しめます

最初に靴箱→(券売機)→フロントの流れを押さえ、湯船に入る前に体を座って洗う→静かに入るの基本を守れば、初めてでも迷いません。必要最低限の持ち物に、小銭を少し用意しておくと安心です。掲示のルールとスタッフの案内に従い、静けさと清潔と譲り合いを心がければ、日本の公衆浴場の良さを心地よく味わえます。